とやま輸出コミュニティ

富山県に県内の農林水産物等の輸出に関わる事業者や支援者等が連携し,輸出促進を図るため組織である「とやま輸出コミュニティ」が今秋発足しました。

富山県は,農林水産物と食品を合わせた輸出願を2026年度に20年度比10倍の120億円に引き上げる目標を掲げており,輸出拡大に向けての取り組みの大きな一歩のようエス。

このコミュニティには,生産者や食品メーカーのほか金融機関など96事業者が参加しており,初年度は伏木富山港から香港に向けての小口の冷凍食品を集めての輸出プロジェクトの実施や台湾での県産食材を使ったカフェ開店,フランスの輸入業者と連携した地酒の試飲会などを検討するそうです。

日本の農林水産物の輸出は2021年が1兆1626億円であり年々増加していますが,輸入額は2021年で10兆1755億円と大きな開きがあります。高付加価値な農林水産物や食品を開発し輸出額を上げていくことは国全体の課題です。国は,「農林水産物及び食品の輸出に関する法律」を制定し,2030年までに農林水産物・食品の輸出額を5兆円にする目標を設定しています。戦略の中には,輸出重点品目の設定もあり現在28品目が選定されています。ぶりや味噌・醤油,清酒,切り花,コメなど北陸が自信をもって提供できる農林水産物も多数含まれております。

北陸のおいしい食品が世界の人たちに多く楽しんでいただけるようになる日が楽しみです。