レンコンの名物料理

「レンコンの生産量日本一」の茨城県土浦市で名物料理を出す店がないため,商工会議所青年部がレンコンの魅力を発信するレシピ考案に向けてプロジェクトを発信したとのニュースがありました。

え,石川県ってレンコンの産地ではなかったの?と疑問に思い確認すると茨城県が生産量の50%以上で,続いて佐賀県11.0%,徳島県9.9%,愛知県5.7%,山口県4.7%で石川県はその他の扱いです。

石川県の郷土料理には「はす蒸し」があります。加賀野菜の一つである加賀れんこんを摺りおろしたものに銀杏や魚,エビなどを入れて蒸しあげ,餡をかけていただきます。定番の料理で石川県に住んでいると年に何度もいただきます。このほか蓮根はキンピラや煮物だけでなく,摺り流してお味噌汁にしたり用途は多彩,かなりの頻度で購入している野菜です。これからの季節では「はすねかん」というお茶席用のお菓子でも楽しめますし,レンコンは石川県では欠かせない食材といえます。

このニュースを聞いて石川県は多彩な郷土料理のレシピとともにレンコンの生産量も上げていく必要があるのではとも思いました。

今回の能登半島地震で,レンコン畑の泥が粘土質になり収穫が難しくなったというニュースがありました。生産者の方たちは本当に大変な思いをされておいしい加賀れんこんを作ってくださっています。

おいしいレンコンがいただけることは当たり前ではないことに気づきました。感謝していただきます。