配膳ロボットのナゾ

最近、ファミリーレストランなどで活躍している配膳ロボットについて大いに疑問に思っていることがある。あの、ネコのお顔で料理を運んでくれるしゃべるロボットをご覧になった方は多いでしょう。

これまではスタッフが料理を運んでいたところを配膳ロボットが代替することで人手不足も解消される実に優れモノのロボットである。

ところで、このロボット、配膳といってもテーブルの手前まで料理を運んだら客に料理をとって自分でテーブルに置け、ついでに完了ボタンも押せ、と仕事を押し付けるなかなか図々しいロボットである。人間の店員であれば、丁寧に料理をテーブルに並べてくれていたのに扱いが悪くなったといってもよい。

しかし、このロボットに対して文句を言っている人はあまり見たことがない(それほどファミリーレストランに足しげく行くわけではないので自信はない)。会社では部下に対して厳しい指導をしておられそうな管理職風の方もむしろ笑顔で料理をいそいそと自分でテーブルに移動させておられる。なぜ、扱いが悪くなっても怒らないのだろうか??

ロボットなるあまりなじみのないものから受けるサービスだから物珍しさが先に立ち怒りが起きないのだろうか?

それともネコの顔だから?これが人の顔風だったら文句言いたくなるのだろうか?従順な犬だったらどうなのだろう?猫型ロボットであるドラエモンが絶大なる人気を誇る日本だからネコに特別な意味があるのだろうか・・・そうだとしたらインドでは象がいいのだろうか?いやいやネコ型ロボットのお名前を検索すると中国の会社が商標権を取得しているから日本のものではそもそもないようである。

この間展示会で見たクモ型のロボットも、クモは苦手な私でもかわいく見えたからロボットの動きがかわいいのかもしれない。

疑問と妄想がどんどん広がっていく。

これから生活のあらゆる場面でロボットの働く場面は加速度的に増えていくことは明らかである。私のある意味どうでもいい疑問が解決する日も近いかもしれない。