風薫る5月 新たな事業展開を考えましょう
風薫る5月です。
といっても新型コロナウイルスが猛威を振るい外出もままなりません。
あまり人のいないところを散散歩しながら季節の移り変わりを感じるのが心の癒しです。ふと気になって5月の季語を調べてみました。若葉・母の日・初鰹・つばくらめなど予想どおりの季語が並ぶ中、あいの風も5月の季語だと知りました。
あいの風は日本海沿岸で沖から吹くそよ風をいいます。確かに、石川県津幡町
新潟県糸魚川までの鉄道は「あいの風とやま鉄道」です。「あいの風」で商標を検索してみると、北陸の会社がほとんど取得しています似た言葉で「あえの風」があります。和倉温泉の旅館の名前にもなっています。この旅館のHPによるとあえの風とは「大伴家持が能登を旅したき、万葉集の歌に詠んだ「東風」、海から訪れるこの風は、豊漁、豊作、幸福をもたらすとされ、能登では「あえの風」と呼ばれています。」とあるので、日本海から吹く風ということで同じものなのでしょうか。
早くゆっくり旅をして温泉に入れる日常が戻ってきてほしいです。
この時期を乗り越え、日常を取り戻すためには、企業としては攻めの姿勢も大切です。今年も「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金」を特許庁が実施します。支援の対象は中小企業者又は中小企業者で構成されるグループで、地域団体商標の外国出願については商工会議所、商工会、NPO法人等も対象になります。補助の対象となるのは外国特許庁への出願料、国内・現地代理人費用、翻訳費などで費用の2分の1の補助金が受けられます。
https://www.jpo.go.jp/support/chusho/shien_gaikokusyutugan.html
新たな事業展開に知財を活用したいと考えている企業のみなさま、この時期をともに知恵を絞って乗り切りましょう。