ARの卒業写真
卒業式や入学式といえばハレの日の姿を看板の前で満面の笑みで撮影、が定番だと思っていましたが時代は変わったようです。
今週、息子の卒業式に参加しました。早めに行って看板の前で記念撮影を、といそいそと会場に行ったもののお目当ての看板はありません。ンン?と思い近くの職員の方に確認すると、卒業式の式次第にあるQRコードを読み込むと看板がAR(拡張現実)で出るので、それを利用して卒業写真を撮影してください、とのことでした。
ARというのは、スマホやタブレットなどを通してみることで現実世界にデジタル情報の付加を可能にし世界を拡張する技術です。確かに、高度な研究機関の役割も担う大学としてはこのような技術を取り入れて混雑緩和を図ることも合理的な選択なのかもしれません。
ただ、式次第は会場に入らないといただけないので撮影は当然式終了後になります。しかし、我が息子は式の参加で疲れたのか既にやる気を失い、撮影拒否モードに・・・結局ほとんど撮影できずに終わりました。悔しいので帰宅してから愛猫たちの卒業写真撮影会を行い家族で共有しました(うちの愛猫たちの学歴詐称になるので公開できませんが)。
卒業式や入学式の立て看板の前の長い列は確かに渋滞して待つ側も交通整理する側も負担です。しかし、待っている間にそれぞれの家族の晴れやかな姿を眺めて幸せな時間を共有するのも式の醍醐味でもあるのだ、と今回気づきました。昭和生まれゆえの感想かもしれません。
ただ、技術の進歩とリアル体験の大切さの調和は技術の進歩が人々の生活を豊かにするために忘れてはならない視点だと感じました。