多様な正社員

これまで、正社員といえば地域・職種ともに限定しないあり方が一般的でした。昨今の働き方改革の流れに対応し、就労ニーズの多様化に対応して、正社員のあり方を多様化する企業が増加しています。

多様な正社員とは、配置転換や転勤、仕事内容や勤務時間の範囲が限定されている社員のことをいいます。特定分野の基幹業務を担当したり、高度な専門知識を必要とする特定業務を担当したりするなど「ジョブ型採用」に対応した職務限定正社員、育児や介護などにより転勤や長時間労働が困難な各自の事情に合わせて働き方を定めることができる「勤務地限定正社員」「勤務時間限定正社員」などがあります。

多様な正社員制度を導入するためには、該当する就業規則を定めた上で、限定正社員の限定内容は、書面での明示が義務付けられている項目であるため、労働条件通知書に明示する必要があります。