改正種苗法施行されました

種苗法改正が施行されました

 金沢の桜もソメイヨシノはそろそろ葉桜となり八重桜が見頃です。柳もまさに「柳青メル」という言葉がふさわしいやわらかい色が風に揺れております。コロナ禍で大変な状況は続いておりますが季節は確実に移り変わっています。
 さて改正種苗法が施行されました。
令和3年4月1日から施行される主な改正点は①輸出先国の指定(海外持ち出し制限)②国内の栽培地域指定(指定地域外の栽培の制限)③登録品種の表示の義務化④職務育成規定の見直し⑤指定種苗の販売時の表示の在り方の明確化,などです。令和4年4月1日施行分もあります。令和4年分の主な改正点は①登録品種の増殖は許諾に基づき行う②育成者権を活用しやすくするための措置(特性表の活用・訂正制度の導入・判定制度の創設)などです。
なお,令和3年4月1日から施行の「①輸出先国の指定」については経過措置として施行日から6か月間(令和3年9月末まで)に限り,既存の登録品種及び出願中の品種についても輸出の行為に係る制限の届け出を受け付けることになっていますので,注意が必要です。
 この経過措置で,持ち出し禁止などになる1975品種を発表しました。テレビや新聞のニュースになっていたのでご存じの方も多いかもしれません。北海道のブランド米「ゆめぴりか」,福岡県のいちご「あまおう」,高級ブドウ「シャインマスカット」などです。
実は,石川県の高級ブドウ「ルビーロマン」,ブランド米「ひゃくまん穀」,フリージア「エアリーフローラ」など,お隣の富山県でもブランド米「富富富」,福井県のブランド米「いちほまれ」などが届け出されています。
全国ニュースになったのは,「あまおう」などでした。
早く,北陸の農産品がこのようなニュースのときにまっさきに紹介されるようにブランドが育ってほしいと願っています。