4月18日は発明の日です

4月18日は「発明の日」です。

現在の特許法にあたる「専売特許条例」が初代特許庁長官の高橋是清らにより制定され公布されたのが,1885年4月18日だったことから,1954年に制定されました。

特許庁では,4月13日から,発明の日を記念して,パネル展示と動画公開を行っています。パネル展示では「イノベーションに寄与した日本の発明」として

,QRコードや食器洗い乾燥機,微細藻類の培養技術,冷却ジェルシートが紹介されているほか,「子ども発明家に聞きました」として,商品化に成功するなどした5人のお子さんの発明も紹介されています。

私も時折,発明工夫展などでお子さんの作品の審査を行うことがありますが,お子さんの課題に気づく力や課題を解決するためのひらめきに触れると,未来に希望が見ててとても楽しいです。

 

また,YouTubeで日本の10大発明家を紹介しています。

https://www.youtube.com/watch?v=TDndKWHmnRw

 

日本の十大発明家とは,昭和60年4月18日に,専売特許条例公布100周年を記念して特許庁が制定したもので,

豊田 佐吉(木製人力織機)

御木本 幸吉(養殖真珠)

高峰 譲吉(アドレナリン)

池田 菊苗(グルタミン酸ソーダ)

鈴木 梅太郎(ビタミンB1)

杉本 京太(邦文タイプライター)

本多 光太郎(KS鋼)

八木 秀次(八木アンテナ)

丹羽 保次郎(写真電送方式)

三島 徳七(MK磁石鋼)

の10人です。

このうち,高峰譲吉はタカジアスターゼ,アドレナリンを発明し,理化学研究設立者の一人として知られていますが,富山県高岡市生まれであり金沢に育った北陸出身の発明家です。

コロナ禍が続き,日々の生活に希望が持ちにくい時代ですが,高峰譲吉のように北陸から世界に飛び出し,新たな世界を切り開こうとする若者がたくさん出てくれることを期待しています。